動物病院 開業支援 テクニカルデザイン

№450　早稲田の一週間		2020/5/1
	月曜日は魚料理の喜之帆で鮭ハラス定食 火曜日は割烹すぎうらで唐揚げ定食 水曜日はおばちゃん中華の北京で五目焼きそば 木曜日は中華チャイの日替りランチ 金曜日はインドカレー クマリマーのマトンマイルド 土曜日は立食蕎麦の山吹で親子丼ともりそば 一人の昼食はポワドバンセーヌのフランスパンサンドイッチ 美味いチャーハンを欲する日は神楽坂まで足を延ばして龍朋のチャーハン 爽やかに晴れた日は散歩を兼ねて神楽坂マルゲリータバリアッチョのパスタ 日常とは他愛なく単純な繰り返しに過ぎず、早稲田の事務所の一週間はうららかに流れていきます。	事務所前の風景

№449　動物病院：院内環境を整える		2020/4/30
	動物病院を計画する際に医療動線や客動線を検討するのは当然ですが、動線計画と並んで院内環境計画と事故抑制検討は動物病院の医療サービス向上を支える動物病院計画の根幹です。 　院内の良好環境を維持する上で基本構想案時より院内環境構想と平面計画とを同時進行し全体計画を練り上げる作業により、ハード面での動物病院環境を整えることができます。 　騒音が発生する部屋と静かな環境を保ちたい部屋は隣接させず遠ざける、臭いが発生する部屋からの臭いの伝播を遮断する、常時監視を要する部屋と日常の医療空間の繋ぎ方を考える、受付からの客動線範囲の死角をなくす、外部から待合ラウンジを可視化する、客動線の有効開口寸法を吟味する、テナント条件・土地条件と計画の整合性を高める等、あらゆる角度と方向から精査を繰り返して基本構想案はつくられます。加えて、クライアントの要望の比重を加味して計画の骨格は形作られていきます。 　基本構想案提案時には平面計画はもとより、院内環境を整え維持するための給換気計画、空調機配置、防臭防音対策、院内事故抑制のための安全配慮が検討され平面計画に凝縮されています。良く考えられ検討を重ねた動物病院の平面計画を見分ける力量をクライアントが持つためには多大な時間を要します。平面計画の問題点を洗い出し開業後の不備を最小限に抑える方法は平面計画向上が欠かせません。動物病院の平面計画の良否を判断できる建築士は数少ないのが現実ですが、動物病院設計を生業とするＡＣプランには6人います。ＡＣプランの図面チェックサービスは有料ですが、将来の不安や問題点の洗い出しと開業後の院内環境の向上を図る上で開業を検討する獣医師の方々の大きな力になります。 ご利用をお待ちしております。 図面チェックサポート：http://itres.la.coocan.jp/ZUMEN%20CYEKKU.html	つむぎ動物病院 設計監理：ジュンメ設計事務所

№448　工事費用抑制		2020/4/29
	工事費用を抑制して動物病院をつくる事はできます。 壁量を減らし部屋の天井高さを低くし部屋の数を減らしドア数を減らす。床・壁・天井に使用する安価な下地材料を選定し仕上材料も廉価品を選定する。換気扇、空調機、照明器具数を最低限とし、給排水数も最低限の必要箇所のみの取り付けとする。ドアは既製品を使用し造作家具は作らずに既製品の家具を代用する。動物病院に必要な特別なディテール等は適材適所のみに使用する等々。言葉にすると『なるほどそういうものか』と合点しそうですが、これらを実際に図面化するのは果断な意志決定と相当の苦難と共に設計者には高いスキルが求められます。 　上記の仕様が可能であれば動物病院の工事費用は2割程度削減可能です。ただし動物病院として機能する最低限の仕様及び設備まで除外してしまうと開業後の医療サービスの質は確実に落ち、多くの問題を開業後に先送りすることになります。 　工事コストを抑えて動物病院の開業を検討したい獣医師の先生方の要望に応えられるのも動物病院設計を専門に行い400棟以上の動物病院を設計監理してきたＡＣプランの強みです。動物病院工事のコスト削減や設計期間・工期の短縮等、解決策の検討に御利用頂ければ嬉しく思います。 動物病院開業ｺﾝﾊﾟｸﾄｻｰﾋﾞｽ：http://itres.la.coocan.jp/TENANTO%20CONPAKUTO.htm	テナント動物病院　待合ラウンジ

№447　御代田町あおば動物病院		2020/4/28
	長野県御代田町に“あおば動物病院”が2020年5月22日に開業します。御代田町の草越、借宿小諸線沿線、浅間山を背に建つ白い外壁の瀟洒な動物病院です。駐車台数は12台以上、沿道から駐車場へのアクセスも良好で幅広の車の止め易い駐車場です。軽井沢からは車で20分程度、佐久平からは車で15分程度の使い勝手の良い立地です。 　待合ラウンジは犬猫用分離の10席、逃走防止用の風除室付きで安心して出入りが出来ます。待合ラウンジは南向きで太陽の陽射しが十分に注ぎ、中央に受付カウンターを設け客用トイレと大きな洗面台を待合ラウンジから直接利用できます。診察室を大小2室、犬用と猫用に分け、待合ラウンジスペースも犬用（8席）、猫用（2席）が離れており、犬が苦手な猫にとっても優しいつくりになっていますので、猫の飼い主にとっても使い易い待合ラウンジになります。診察室にも自然光が入り、遮音天井材で音の反響を押えて、話しやすく声の通りやすい診察室になっています。 　診療空間は処置室に動物用シンクを置き、独立した検査室を設け、OPE準備室に手洗シンクを設けOPE室内は水物を扱わないドライで清潔な空間を保ちます。レントゲン設備も整っており、診察室で画像を見ながらの診療説明も可能です。入院室は犬用6ケージ、猫用4ケージを各々独立して設置し、犬用入院室には大型犬用スペースも確保しています。入院室は処置室と検査室から常時見える場所にあり、入院中の犬猫の様態を常に確認できるつくりになっています。入院準備用スペースは入院室から分離し入院中のペットの保養を高めます。その他、隔離室、スタッフ室、スタッフ用トイレ、ドッグランを備えた動物病院です。 　院長の小出先生は長野県佐久市出身の獣医師です。親しみ易く話し易い2児のお父さんです。御代田町、軽井沢町、佐久市、その近郊にお住みの方々の御利用を切に願っております。	あおば動物病院　待合ラウンジ

№446　コト消費？		2020/4/27
	消費はモノ消費からコト消費へと変わりつつあると良く耳にします。モノを買って満足感を得る消費行動から体験や経験を重ねて得られる消費行動への移動を指してモノ消費からコト消費と表現しているようです。 　個人的にコト消費という言葉が非常に耳障りで引っ掛かります。消費の内容や現状を上手く表現できていない言葉です。モノ消費は商品消費、コト消費は行動消費とか時間消費とか体験消費とか何か別な適切な表現は出来ないでしょうか。行動消費はスル消費、時間消費はトキ消費、体験消費はシル消費。消費行動を選ぶのは消費者ですからモノ消費から行動型に移行する人はモノ消費からスル消費、時間型に移行する人はモノ消費からトキ消費、体験型に移行する人はシル消費へと表現を変えると消費の多様化がより鮮明に見えてきます。モノ消費からコト消費では実態が見えず何を言っているのか解かりません。 　スル消費、トキ消費、シル消費、いずれも使い捨て消費ではなく経験を重ね満足感を高める消費です。プラス思考の消費として実用に値する・・・と思いますが・・・。	東京駅新幹線ホーム

№445　コロナ禍の設計業務		2020/4/26
	新型コロナ感染症の流行で動物病院開業や移転・リニューアルの検討を逡巡する方も多いと思います。外出自粛や三密厳禁、人との接触8割減等々、普段とは掛け離れた生活を強いられる状況が今後暫くは続くと覚悟しています。幸いに設計作業は外出不要、三密無用、人との接触は限りなく抑えられる作業ですので、基本構想案作成、設計監理契約後の基本設計、実施設計まではコロナ禍の中でも滞り無く進められます。さらに工事見積と工事業者選定までも通常通りに進みます。ヒアリング、打ち合わせ、調整作業、現場監理は外出し、人と会い、議論・調整する等々人との接触を減らす事が難しい場面も出てきますが、ヒアリングや打ち合わせはネット環境を使えば対応可能、調整作業は相手の力量に拠りますが会わなくても出来ないことはなく、現場監理は図面精度を高めると回数は減らせます。総じて、設計業務はコロナ禍でも対応可能です。 今後の状況は不測ですが、工事現場等、作業で人が集まる業務は場合によっては進み具合が遅れることも想定されます。工事着工前までの設計業務は現在も今後も予定通りに進める事が出来ます。 動物病院の開業、移転、改修・リニューアル、リフォーム等ご検討の方はいつでも電話・メールでの御相談をお待ちしております。 開業ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ：http://itres.la.coocan.jp/KAIGYOU%20SIMILATION.html テナント診断：http://itres.la.coocan.jp/TENANTO_SINDAN.html 無料見積サービス：http://itres.la.coocan.jp/KOUSOU%20GAISAN.html 開業・設計相談：http://itres.la.coocan.jp/KAIGYOU%20MAIL%20SOUDAN.html	テナント動物病院　PLAＮ

№444　クラスター		2020/4/25
	流行の言葉でしたが期限切れです。PCR検査数を極力抑えてクラスター対策を密にすることでコロナウィルス禍の終息に望んだ日本軍2020は既に4月7日に緊急事態宣言を発出した日には主導してきたクラスター対策は自壊し、無意味となったにも関わらず、相変わらず一度決めて動き出してしまった事を見直す事も変更することもできずに、クラスター対策に時間と人員を使い続けています。太平洋戦争時の日本軍とまったく同じ道を突き進んでいます。 　可能な限りの資源をPCR検査増加に投入し、ウィルス陽性者を可能な限り洗い出し、隔離する方策をいつになったら始めるのか、検討も判断も決断も出来ない組織が未だにクラスター対策に邁進する姿は1億玉砕を叫んでいた日本軍司令部と重なり、恐ろしくもあります。 　陽性者のあぶり出しに失敗した日本軍2020は陽性者を探す作業を諦めて陽性者であろうが陰性者であろうが分け隔て無く自宅に幽閉する策をとり、接触8割削減等と言う良く解からない標語を掲げ、クラスター対策失敗の隠蔽に努めています。このまま物事が進むと、8割接触減をできない国民がウィルス流行の元凶とされ、責任転嫁された国民は拡大するウィルスに対して竹槍で自衛せよと言われるのかと思いきや、布製の洗えるマスク2枚で自衛せよ・・・です。1945年8月から75年が過ぎた2020年、1945年当時と何も変わっていない組織が国民の生活を蔑ろにしているのは何故でしょう。

№443　ヒアリングと構想案		2020/4/24
	頭の中の思考過程すなわち考え方の過程は説明し辛いものです。平面計画決定に至る過程も大変説明し難いものです。 　動物病院の平面計画では、計画の際、設計優先順位にマニュアルは無く、クライアントの個々の要望差が計画の優先順位を決めます。低価格の工事費用、診療動線、将来の医療体制、医療サービスの強化、お客様重視、印象的デザイン、依頼先への信用等々、言葉として並べるとそれらのどれもが揃っている平面計画が望ましいと誰もが思いますが、平面計画は何処に主眼を置いて計画を遂行するかによって違ってきます。平面計画段階では動物病院としての必須事項よりも開業・移転する獣医師の要望実現に高い優先順位を置き、計画を進めます。故に、要望の優先順位や大小によって、提案する平面計画は当然変わり、平面計画の思考過程も各々の要望の優先度によって変わります。 　開業・移転を考え設計や建築の依頼先を探す際、クライアントとしてヒアリングになんとなく応じていては自分が納得できるプランや満足できるプランが提案される確率は低く、何処に頼んでも同じような平面計画が出るばかりです。同じような平面計画しか出て来なければ工事金額の多寡で依頼先を決めることになり、動物病院引渡し後になんとなく不満が残る状況になります。 　ヒアリング前には動物病院への要望事項を確認・検討し、ヒアリング時には実現したい要望の大小を伝えなければ満足足り得る平面計画は得られない事を御理解頂きたいと思います。	広瀬鎌二 SH-60

№442　ポストコロナ		2020/4/23
	悲観論が蔓延すると楽観論も出てくるものですが、社会の空気が楽観論をまだ許してくれないようです。未知のウィルスとの遭遇は近い将来にも起こり得ることであり、今回のコロナウィルスとも長い付き合いになる可能性も頭に入れておいた方が良いでしょう。人類の存亡にとって大きな迷惑を伴う災禍は少ない方がありがたく、現状猛威を振るうウィルスの感染率は高そうですが死亡率は低く人類の存亡に関わる猛威を引き起こし得ないでしょう。しかし、構築した社会や経済、仕組や構造を分断し破壊するかもしれない脅威に対して、現状を謳歌する人々は大きな恐怖を感じ、過敏な行動に走ります。積木で城を作った子が年少の子に城を壊されてパニックになる様子に近い印象です。過小評価はいけませんが過大評価し過ぎていわれのない恐怖心を抱く方向に全体が動いてしまうと実害以上の災禍を招きます。感染症に対してはデータを揃え慎重に状況判断をし可能な範囲で安全を確保した上で、意気自如と過ごすしか方法はないものと思います。出来ることはやり、無理はしない、注意を払いながらも泰然自若に過ごす、個人の冷静な対応が問われています。 　コロナ後の社会はコロナ以前の社会とはフェーズが変わりそうです。倫理観の方向性が今までとは異なり、強制力に対して寛容で順応な人々の台頭を許し、社会構造が崩れます。平和や秩序の概念には大きな歪みが生じるように思います。一人の人間の命と共同体の命運を秤に掛けるものではないのが平時の思想ですが、非常事態では常時天秤の振れを考え続け決断しなければならない場面の連続です。おまけに天秤は必ずしも二者択一ではなく複数の命題がぶら下がる複合天秤のバランスを保ちながらも英断を下さなければ成らない状況が絶えず続く状況です。 　ポストコロナの時代に非常時の残像が色濃く残ると、自由と権利に疑問を持つ輩が増え、きな臭い世の中になります。非情な決断を好み大衆の関心を惹く者が権力に近づく状況が続くと世の中は危ない時代に突入しそうです。	つむぎ動物病院 設計監理：ジュンメ設計事務所

№441　流言は知者にとどまる		2020/4/22
	『転がる玉は窪地に入れば止まり、流言は知者に至れば止まる』 知者は何処に・・・。	伊達の街動物病院 設計監理：コモダアトリエ

№440　精神の柔軟性		2020/4/21
	社会心理が逼迫してくると共に個人心理もストレスを抱えた状態になります。日常通りに近い将来が継続する目論見で、ストレスは暴発を逃れます。所謂、日常の継続は安心感を誘い、安心でありたい欲望が日常の継続を無意識に望み、不安を払拭します。 　社会状況や日常行為が混濁し、近い将来も遠い未来も普段通りから逸脱する現実を目の当たりにすると、継続が遮断され無意識の日常願望も無意識下に閉ざされ恐怖心が膨らみます。日常の裂け目からは混乱に乗じ好機を逃すまいと嬉々として活動し出す迷惑者が出没します。広大な海原で血の匂いを嗅ぎ分けるサメのように、混乱の隙間に乗じて姿を現し時間に楔を打ち込み、成り上がろうとする者が蠢き出します。 　社会にウィルスが広がり始めると同時に日常に埋れていた影が突然変異を起こして分断された日常の隙間を埋め出します。 　社会心理の逼迫時は、危ない輩が勢力を拡大する好機になります。危機に際して多弁になる者は信用しない方が賢明です。状況を観察し、情勢を見定め、適切な診断を下す迄には少しばかり時間が欲しいのですが、非常時の運命を分ける即断は時間を押し除ける力を持っています。多勢に乗り大きな声を上げる者達から、少し距離を置いて、理の在り処を問い詰める姿勢が必要な時です。	ハーブ動物病院 犬入院室

№439　10年後の姿		2020/4/20
	テナント動物病院については10年後を想定しながら設計しています。10年は長いようですが建築的時間としては決して長い時間とは言えず、熟練した建築士は10年後の建築の姿を想定しながら設計を進めているものと思います。経験豊富な庭師が眺める庭は目の前にある庭ではなく10年後、20年後の庭であり、彼らの目に移っている庭の姿は未来の光景です。 　物事を見定める早い判断が是のような時代になっていますが、人間が生き自然と生活を共生するには長い時間の中での意志決定を持たなければ自然との同調は難しく、生き物達の盛衰に至っては何千年や何万年単位の奥行きの深い思考を持たなければ見えてこないものです。人が生きられる時間はせいぜい100年程度、健康を持続し共同体の一員として力を発揮できるのは60年程度です。思いを馳せる地点が人の人生の先にあるほうが、楽しく豊かな人生になりそうな気がします。	ハーブ動物病院 トリミング室

№438　世代間闘争		2020/4/19
	いつの世も大人と若者は対立しているものですが、大人は昔、若者だった時期があり、若者はいずれ大人になっていきます。対立するよりは理解し協力する方が物事は上手く運ぶだろうと思います。上手く運ぶなどと言う曖昧な言葉を使うから物事を成し得た結果も曖昧になってしまうのですが、成功は運と偶然に左右され変化の適応がたまたま上手くいった後の結果で、再現性も継続性もありません。人間は失敗から学ぶべきものが多く、おそらく、弱肉強食の世界で生きる動物も昆虫もすべての生き物は失敗すると消滅し、運が良ければ生存する事を繰り返しています。それらの果てしない繰り返しを進化と呼んだダーウィンは偉い人です。失敗を反省し学びながら生存を模索する人間の世代間闘争そのものが進化の過程であろうとおもいます。	ハーブ動物病院 猫用待合ラウンジ

№437　4月某日		2020/4/18
	拠所ない事情により4月某日に大阪に向かいました。設計業務を生業とする当事務所は設計以前に現場確認・調査が必須です。現場を訪れ自らの目で現場を確認し実測調査しなければ設計を進められないのが実状です。大阪府某市のテナント物件確認のため午前9時過ぎの新幹線で東京駅から新大阪に向かい新大阪から最寄駅に地下鉄と阪急電鉄を乗り継いで行きました。 　新幹線の乗車人数は行きも帰りも一車両に6人程度、行きの東京駅も帰りの新大阪駅もまばらに人がいる程度でした。新大阪からの移動時も車内の乗車客はまばらでした。現場確認後、新大阪駅で遅い昼食を予定していましたが、ほとんどの店が休業でしたので新幹線改札中のコンビニで買ったサンドウィッチを帰りの新幹線で食べる事しか出来ませんでした。東京から大阪に行き東京に戻るまでに話をしたのはクライアントと不動産業者の2人、不動産業者とは2ｍ以上の距離を保ちテナント要点を確認、クライアントとは電車内で20分程度ヒアリングを行いました。東京駅から自宅に戻る電車シートに腰掛ける人は1～2人、立っている人は無い状況でした。 　4月某日の濃厚接触者はクライアント一人というならば、人との接触を8割削減する目標は達成されていると考えて良いのか否か・・・？	テナント動物病院　平面図

№436　相互監視と同調圧力		2020/4/17
	自由主義や個人主義が広く浸透してきた社会と思っていましたが、社会的な混沌に陥ると即座に閉鎖的な村社会が顔を出します。1960年代当たり、日本は戦後復興を遂げつつありましたが私が育った田舎は村社会の典型のような場所でした。1980年代になっても村社会の圧力は甚大で息苦しい村社会からの脱出が大きな目的で東京の大学に入りようやく縛りから開放された気分を感じました。 　東京は世界的な大都市に成長し日本も自由主義と個人主義を実践する形を取り始めて久しい中、2020年初頭、突如新型コロナウィルス禍に見舞われた途端に昭和時代の相互監視と同調圧力が頭を擡げ村社会に瀰漫し、現前化しています。インターネット環境の中では随分以前からリアル社会の裏側を地で行くような村社会が展開され続けていますが、インターネットの村社会が現実の社会に溢れ出て、さらに肥大化して相互監視と同調圧力を強化している様相です。 　“こう言う雰囲気、嫌いなんだよね”と思い続けている個人にとっては恐ろしく危ない社会でコロナウィルス禍よりも脅威を感じます。コロナウィルスによる呼吸困難よりも相互監視・同調圧力からの呼吸困難が多くの生命の危機なのでは無いかと思う次第です。	遮光器土偶 危険回避

№435　何事もバランス		2020/4/16
	“いいな”と感じたり思ったりするモノは、おおよそ、それなりの価格になっています。 “何処何処で使われているあの外壁を使いたい”“写真のような素材を使って作りたい”“とても素敵で品が良いサインを見つけたので参考にして欲しい”等々要望を受け、要望の所在を確認して素材や製品、つくり方等々を確認し検討します。確かに良い材料と良い素材、施工精度も緻密でデザインもよく練られています。ところで、予算は・・・・ 　設計を続けていて感じる事で最も頻繁に遭遇する事の一つは“雰囲気がいいな”“良質な素材感がある”“品が良いな”と感じたり思ったりするすべてのモノは高価なのです。素敵な建築だと感じるほとんどの建物は高価なのです。一坪当たりの建築単価が60万円のものと80万円では出来が違って当たり前なのです。素敵な建築だなと思うような建物は100万円／坪程度が当然のように投じられていると思って間違いないでしょう。 　ナントカホームやナントカ産業グループの注文建築程度で良質な建築を求めるのは無駄です。そもそも、ナントカホームやナントカ産業グループは良質な建築を目標に設計も施工を行っていません。安価でソコソコで20年程度持てばＯＫ程度が最終目的の建築に、良質という言葉を捜すこと自体無駄なことです。 　何事もバランスです。無い袖は触れず手持ちのあらゆる資源を使いながら可能な目標を見据えて建築はつくられます。建築設計は設計当初より計画・デザイン・施工精度・全体費用を睨みながら可能な範囲を絞り込んでいく行為です。出来る限りのことをできる限りの範疇で実現するのが建築設計の有り様です。	テナント動物病院計画 待合ラウンジパース

№434　換気経路		2020/4/15
	基本構想案提出の際に設備概要書を添付します。動物病院設計では平面計画が動物病院の骨格を決定付けますが動物病院環境を良好に維持する上で設備計画の位置付けが非常に高いと感じています。平面計画を骨格とすると設備計画は血液の流れと言えます。基本構想段階での平面計画と共に設備計画検討は、計画の相乗効果が高め、さらには医療環境に付加価値を高めます。 　防臭と防音は動物病院では初期計画段階で検討し解決しなければならない課題で、平面検討と防臭及び防音は同時進行しながら平面計画の完成度を高めます。さらに温熱環境や院内アメニティの維持は平面計画の段階から計画に織り込んでいかなければ設計に齟齬を生じ医療サービスの継続にも支障を来します。 　動物病院内の主要換気経路については基本構想段階でクライアントの先生方に提示します。院内の空気移動と新鮮空気との入れ替えや防音計画との兼ね合い、防臭計画との取り合い、を説明し図示化する事で動物病院の設備計画について理解を深めて頂き、開業後の医療サービス向上に設備計画が繋がることを理解して頂きたいと考えています。	動物病院　換気経路図

№433　接触8割減		2020/4/12
	コロナ禍脱出のために人との接触8割減との要請が出ています。個人あるいは事務所として人との接触8割減を実現する方策の可否を仕事の継続を前提として考えなければなりません。個人としては日々自宅にいるだけで家族と接触します。8割減は難しいところです。 　電車移動を止めると10人程度の接触減となるのでしょうか。自宅と事務所の往復を電車以外にすると1日20人減でしょうか。複数で囲む昼食時の食事を一人ですると2人減になり、事務所で半径2m以内の距離を保って他人に近づかない状況をつくる事が出来れば3人減程度になるのでしょうか。打ち合わせや現場監理の際には電車を利用せざるを得ないのですが、これらの移動を2週間遮断すると1日20人減となるのでしょうか。サスレバ、自宅から事務所へは徒歩移動し、一人で昼飯を食い、打ち合わせと現場監理は半減し、事務所内では机に向かう以外の行動を慎み、仕事帰りも徒歩で移動すると8割減が達成できるのではなかろうかと思案していますが如何なものなのでしょうか。 　公的な補償を一切求める意志を持たない一事務所の行動として以上のような8割減対策は有効なのか否か、確信はありませんが実行は可能です。	キオスク休業お知らせ

№432　設計の奥深さ		2020/4/9
	小さな動物病院を立て続けに構想しています。どちらの動物病院も延床面積は20坪未満、一方は木造3階建ての1階、床面積15坪、一方は鉄筋コンクリート造の1階テナント、床面積19坪です。必要諸室や医療方針には違いがありますが、どちらも地域のホームドクターを目指す新規開業動物病院です。 　動物病院の大小に関わらず動物病院設計には備えなければならない建築設備と動線処理があります。小さな面積の動物病院でも医療動線と客動線の混濁を避け、受付と診察、処置と検査、薬局とﾌｰﾄﾞ、X線と手術等の動線は入念に検討し各室の配置に気を配ります。入院と処置の関係と配置に伴う防音や防臭措置、可視範囲や使い勝手に関しては大きな面積の動物病院よりも小さな面積の動物病院のほうが繊細な配慮を要します。 　設計工程は奥深い作業です。ドアの位置やドアの開き勝手によって計画の良し悪しは変わり、冷蔵庫や洗濯機の配置によって人の動きが変わります。計画上の最適解が図面上に現れるまで迷走は付き物です。小さな動物病院と雖も設計は奥深く、奥深いからこそ挑戦は続きます。	しのはら動物病院 設計監理：ジュンメ設計事務所

№431　設計の借景		2020/4/7
	設計は纏める行為ではありません。自己表現の場でもありません。ましてや自己実現の場でもありません。 　設計の前提となるコンセプトは遠くからながめる山の頂のようなものです。コンセプトに向かって歩みを進めるのが設計ですが、大きな山であればあるほど山に近づくと山の頂は視界に入らず近辺の木々や岩、複雑な地形や隘路に視界を閉ざされます。頂上に近づいているにも拘らず、目標が可視化せず、山の頂は見えず、不安が募り、コンセプトは霞がちになっていきます。 　建築はクライアントのものです。建築家は構想案を提起し設計し、監理をおこない、建築づくりに深く携わりますが、建築はあくまでもクライアントのものです。クライアントが欲する建築を実現するのが建築家の生業です。クライアントが欲する建築を実現する目標としてコンセプトは存在します。然るに、コンセプトは遠くに霞んで見る山の頂のような存在です。近づくと見失い、探すのを諦めると遭難します。設計の借景としてコンセプトは見つめ続けなければならないものです。	神田川　桜

№430　ウィルスカタストロフ		2020/4/5
	新型コロナから、出歩くのも恐怖心を抱く方々、一方では死に直結しない感染症ならば生活に支障はないと考える方々、いずれが正しいかを論を詰めて方向を示せと右往左往する方々、超法規的な厳命が有れば従うからすぐさま自由を制限せよと叫ぶ方々、色々な意見を持っておられる事は良い事と思います。世界中が実行している事、あるいは多数の国がやっているからすぐさま日本も都市封鎖をやるべきと言う方々がメディアに多いようですが、右に倣えではいつまでたってもどこまで行っても日本人のメンタリティからは抜け出せないでしょう。後手後手に回ったウィルス対策を逆手にとって、今の状況を曖昧に継続する程度が、政治と経済が疲弊した日本の取るべき最良の策なのかもしれません。検査はしない、感染者数は少なく見せる、死亡者数は極力押さえる、医療崩壊は避ける、経済活動は止めずに緩やかに進行する、国民の自主規制でウィルスと付き合う・・・。この程度しか現状の日本には方策ががないのでしょう。世界中の国がやりたいけれども出来ないことを実行し、継続し、成功に導く事ができれば、皮肉を込めて、素晴らしい実績になります。 　大きな実験ですから失敗の可能性もあります。失敗した場合、日本から数多くの年寄りが減少する結果になります。若者にとっては御し易い世の中に変わる可能性が高いのではないでしょうか。感染拡大を戦略として実行すれば若者にとっては世の中のハンドリングが現状よりも良くなり未来は明るくなる可能性があると考える事もできます。 　良し悪しや善悪を超えて頭の中の思考は自由です。ただし、思考の表明や実行には錦の御旗が必要です。今、どこに旗が掲げられていて、その旗は誰がハンドリングしているのか、日本という国では読み難いのですが、錦の御旗の在り処を鼻のきく人々は日々探し続けているものと思います。	動物病院新築計画

№429　医療ガス酸素配管		2020/4/1
	酸素ガス配管工事の平面計画では、酸素ボンベ置場、警報器設置位置を検討します。酸素ボンベ自体は雨に濡れても問題ありませんが、酸素取り出し配管や機器類は防水仕様ではなく酸素ボンベ置場が室外の場合、雨掛かりの無い軒下空間や庇下とし、雨水対策をします。酸素ボンベ室内配置の場合も、室外配置の場合もボンベは頻繁に交換しますから、ボンベ交換に支障にならない場所とします。日常の医療動線、客動線に重複せず、簡便にﾎﾞﾝﾍﾞ交換を行える位置を選定します。 　酸素配管工事は高額です。酸素配管工事を少しでも安く抑えるためにも酸素供給位置と酸素ボンベ位置は最短距離になるよう、平面を検討します。 　酸素ボンベに設置する酸素切替器は自動・半自動・手動の3種です。酸素使用量や酸素交換の頻度に合わせて適切な切替器を選びますが、ホームドクターを目指す病院ならば手動切り替え、中核動物病院ならば自動切り替え程度と想定しています。	ふくまる動物病院 設計監理：ジュンメ設計事務所

№428　診察ドアの薔薇窓		2020/3/29
	薔薇の花様のガラスが嵌め込まれた診察室ドアの構想途上です。待合ラウンジで診察を待つお客様は診察待ちの時間の長短が気になります。診察の待ち時間は短いに越した事はなく、かと言っていつ行っても待合に人がいない、待ち時間が全くない動物病院にも少なからず不安を抱きます。適度に診察を待つ客が居て、診察を待つ時間に徐々に診察の心構えができ、待機時間を心地良く過ごせる待合ラウンジ空間を提案したいと思っています。思いを実行するまでには推敲を重ねます。思いが実現するまでには一筋縄ではいかない困難がついて回ります。思いを捨てた方が楽になるだろうと思うことも度々ありますが、捨てた瞬間に建築は凡庸に傾斜します。	テナント動物病院　待合ラウンジ

№427　芸術を生業とする者		2020/3/28
	2000年以降のご時世になって芸術家（音楽、演劇、美術等々を生業にする人々）もサラリーマンと精神構造が同等になってしまったようです。災からの生命維持を政府からの自粛要請に陳腐化し、公権力による営業妨害と声を上げ、食っていけない状況をつくる元凶を権力側に摩り替え、自粛要請が芸術の根幹を揺るがすような言い回しをして補償を求める姿は、下手な恫喝と変わらずチンピラです。コロナ禍に対して如何に立ち位置を取るかは芸術家としての矜持です。新たな文化をつくり担っていく意志を持っているならば、コロナ禍であろうが戦時下であろうが災害下があろうが、自由を体現し独立を模索する芸術家としての矜持を見せる絶好の機会です。 　職業の選択は自由です。自由で奔放な世界を自ら選び、芸術で身を立てようともがき、表現し生きる行為自体が芸術です。世の中の補償の範囲外で生きるからこそ芸術は尊厳を高め芸術足り得ます。災禍の中で国から補償を求めるような芸術など無用です。 　そんな輩は、とっとと、公務員にでもなって趣味の音楽をやるなり、余興の演劇をやっていれば良い話です。 　補償も保障も保証もない、何もない場所に自ら身を置きながら表現者として生きるのが芸術家の真髄です。補償、補償と金をせびる行為と言動は権力に傅く行為の最たる行為であり、チンピラ以下です。	内子座　内観

№426　コロナウィルス禍		2020/3/27
	長い道程を想定せざるを得ない時に短期的な勝負への賭けは愚としか言いようがありません。ウィルスと物理的に安全な距離を置く方策の時期は既に過ぎており、人間の体内に抗体をつくりウィルスの無力化を計るまで、駆け引きは長い道程になります。数年単位のスパンでお付き合いをしていかざるを得ない胡乱な客人に対して、我慢強く対峙し共生する覚悟を決め、恐怖感を克服する術を示す役目が政治と心得る人物を見極める心眼を市民は鍛えなければならない時代になっています。	神田川のサクラ

№425　矢継早		2020/3/19
	根拠を説明せよ、収束はいつになるのか教えよ、自粛はいつまで続くのかハッキリさせよ、基になるデータを示せ・・・。答えられるはずのない無理難題を、小気味良く矢継早に質問する事が、さも、正義であるかのようなマスメディアなど、不要であるばかりか、存在自体が下品です。現金を支給しろ、補助金を出せ、助成金を払え等々、どこに向かって吼えているのか良くわからないのですが、コロナウィルスに文句を言ったところで何も出てこないでしょう。ましてや感染症は自然の生業の一つです。国に金を拠出しろというのは筋が違います。 　コロナ禍は年単位で考える事象です。数週間で終わるとか、数ヶ月で収束するとか、収束後は以前の生活に戻るとかの事象ではないでしょう。コロナウィルスは好きになれませんが長い付き合いになるのは必須で、長い付き合いの中でお互いの立ち位置を確認し居処を考えていくことになるでしょう。	東外苑通のプラタナス

№424　日常を扱わない報道		2020/3/18
	日常に括られる事柄は報道にはなりません。世の中の日常が穏やかであればあるほど、平和が持続するほど、幸せな日々が続いています。世界で誰もが一番幸せを満喫した証は、報道がない日でしょう。しかしながら、相変わらず報道は毎日なされ、非日常の事故や事件を報道する側は汲まなく目を見開いて世界中を探し回り、非日常の事象を情報と称して垂れ流します。不都合なことをあからさまにする報道の立ち位置が間違っているとは言い難く、特定の集団に肩入れする報道よりは正当性があるのかもしれません。自由や権利を守るための報道の立ち位置を否定しませんが、自由や権利を盾に、報道自体が権威を持つ構造を有していることにも考慮と配慮が必要です。 　何事も使い方を誤ると利よりも害が増えます。最後は使う人間の倫理と道徳に負う部分が大きいのですから、力のバランスを均衡させる仕組と心のバランスを穏やかに保つ豊かな情緒を磨き続けなければならないようです。	柏の葉動物病院

№423　間		2020/3/16
	間（あいだ）について日々考えています。モノとモノの物理的な間、会話と会話の時間的な間、感情と感情の精神的な間、空間と空間の領域的な間、様々な間には大小織り交ぜた隙間が介在し、隙間の微妙な距離や圧力や温度差によって物事の成り行きが変わります。 建築のモノとモノの間は主に納めることによって成り立ちます。納めるとは別のモノ同士が接する場所に気づかい、モノとモノが諍いを起こさないように処理することです。間が物理的・経年的に出来る場所をさり気なく納め、納めた箇所が目立たず主張せず気にならない見え方にすること、を建築では納めると表現すると個人的に考えています。	なのはな動物病院 設計監理：コモダアトリエ

№422　換気扇について		2020/3/15
	一般的に換気扇は天井埋め込み型と壁に設置するパイプファンの２種類です。動物病院に使用する換気扇も概ね天井埋め込み換気扇かパイプファンを使用します。また、換気方法の違いとして24時間換気と局所換気に分けられます。動物病院の主流となる空気の流れをつくり、院内環境を良好に維持するのは24時間換気であり、各々の部屋に一時的に溜まった臭いを排除する目的で局所換気を行います。診察室や処置室等で診療時に発生する臭いの除去には各々の部屋の換気扇を廻して臭いを除去し、溜まった臭いが除かれた後は局所換気を止め、通常の24時間換気を継続します。動物病院が稼働しない時間帯も24時間換気扇は動かし続け、翌日の開業前には動物病院内の空気が淀み無く新鮮な空気になるよう計画します。 　天井埋め込み型とパイプファンの換気機能に大きな違いはありません。天井埋め込み型は排気ダクトと換気扇と外部排気口が結ばれており、排気位置の選定が自由です。加えて、排気ダクトの経路や長さの調節により院内の音を外部に洩れ難くできる構造です。臭いがきつい部屋の換気や音が出る部屋の換気は天井埋め込み型換気扇を使用し、換気経路や消音ダクトの追加使用で臭いや音の問題を解決できます。しかし、天井懐に十分な寸法が無ければ排気タクトが通りませんのでテナント動物病院では天井懐寸法の事前確認を要します。パイプファンはトイレ等に取り付けます。壁取り付けですから室内の音は外に洩れ、パイプファン取り付け位置が排気口になりますから取り付け位置の近くに隣家がある場合等は臭いの問題を検討しなければなりません。工事費用は天井埋め込み型換気扇がパイプファンの倍以上になります。 　各々の特性を理解して動物病院諸室の換気扇を選択しています。	ラピス動物病院 設計監理：コモダアトリエ

№421　スケーラー専用室		2020/3/14
	現状、動物病院のスケーラー使用は手術室です。スケーラー使用時は麻酔が必要で、麻酔器は手術室に常備しているので、手術室がスケーラー使用室となっています。処置室の動物用シンクをスケーラー使用時に使う病院もありますが、いずれの場合でもスケーラー使用後の清掃は難儀で、スケーラーに関して満足でき好ましい使い方をしている状態とは言い難く、現状、なんとなく兼用の選択をしていると推察します。 　手術室は無菌状態に近い状況を維持したい部屋で、今更そんな事を言われなくてもわかっている獣医師がほとんどなのも承知していますが、動物病院を稼働する上で致し方なくスケーラーを手術室で使用するに至っているのが現状です。しかし、動物病院としては原則通り、可能な限り清濁分離すべきで、手術室でのスケーラー使用はやめるべき事の一つと方向付けすべきと思います。スケーラー専用室はこれからの動物病院には最低限必要な部屋になっていくものと考えている次第です。	タテイシ動物病院

動物病院設計　テクニカルデザイン執筆　イトレス＆ACD　土｀田孝司

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